次の日、治まらない頭痛をひきつれて学校にきた。 いつも通りの授業。 凛羽は、登校していた。 笑っている。 大笑いしている。 仲間たちを笑わしている。 先生は教室の騒がしさに呆れ顔を浮かべていた。 あたしは黒板に書かれた文字を一字一句落とさないよう写していく。 いつも通りの授業風景。 みんな、気付かない。 何も気付いていない。 全部気付いていない。