天使になれなかった。




信じられなかった。
予想さえしていなかった。

だって、そこには“親子の会話”とは程遠いものを感じていたから。


あたしが感じていたのは泣きわめく子供をあやすような、溜息混じりの優しい囁き。







『……凛羽、アンタはあたしをおいていかないよね?』