「どうして?」 表情をかえない凛羽の顔。 「わかんない。だって今までずっとそうだった。男とふたりになったら必ずセックスっていう展開だった。……なんでかはわかんない」 理由なんてわかんない。 拒否する理由を頭で処理するよりも早く男はあたしを裸にしていたから。 あたしはそれ以外知らない。 「……しないの?」 そう問いかけるあたしに凛羽は優しい瞳で微笑んでくれた。 まるで赤ん坊に微笑むように。 その表情はどこか儚くて心の奥が疼き、全身が硬直した。