「凛羽、風邪だって~」 「まじかよー。暇になるなぁ」 凛羽のグループからボソボソとそんな声が呟かれた。 いつだって呆れるくらい元気な凛羽がマスクして咳込みながら寝込んでる姿はちょっと想像しがたい。 あたしはびっしり書き込んだノートの余白に小さく凛羽の似顔絵をかいてみた。