凛羽の薄茶色のサラサラな髪があたしの肌をくすぐる。

強く真っ直ぐな瞳に吸い込まれてしまいそう。

あたしの白い手は彼の輪郭を確かめて

何度も、何度もキスをした。

舌が絡まりあって、お互い唾液を掬うように舐めあって、そこから熱が溢れ出す。

そして全身が満たされていく。

罪も傷も愛も全部飲み込むように。

いっそ飲み込まれてしまいたい。