変わらない日が続くのだった。


 これが一番幸せだと感じられて……。


 その日は一気に五十枚ぐらい書き足した。


 何せ、超大型の警察小説である。


 原稿用紙に五百枚というのは途轍(とてつ)もなく分量が多い。


 これを下読みが読んで、最終選考にまで残してくれることを祈りながら……。


 そしてせめて受賞とまでは行かなくとも、賞に設けられている佳作ぐらいに入選すればと願ってもいて……。