「そんなことないわよ、お婆ちゃん」
達郎に迷惑かけられた事は1度や2度ではないが、ここは大人の態度をとることにした。
「達郎には何度も助けてもらってるわ」
これは事実。
「それならいいんだけどねぇ…」
お婆ちゃんはまだ疑ってるようだ。
あたしは話題を変えることにした。
「達郎の具合はどう?」
達郎が夏風邪をひいたと知ったのは今日。
ある事件の相談をしようとメールをして知った。
「熱はだいぶ下がったのよ」
「じゃあもう大丈夫なの?」
「治りかけが肝心だからまだ寝かせてるわ」
お婆ちゃんは達郎の部屋のドアをノックした。
「達郎。麗実がお見舞いに来てくれたわよ」
しかし部屋から返事はなかった。
「達郎?」
お婆ちゃんはドアを開け固まった。
部屋に達郎の姿は無かった。
ベッドにはシワだらけのシーツのみ。
「あの…」
気付くと、背後に梅谷さんがいた。
「達郎さんなら先ほど書斎に行かれましたが…」
達郎に迷惑かけられた事は1度や2度ではないが、ここは大人の態度をとることにした。
「達郎には何度も助けてもらってるわ」
これは事実。
「それならいいんだけどねぇ…」
お婆ちゃんはまだ疑ってるようだ。
あたしは話題を変えることにした。
「達郎の具合はどう?」
達郎が夏風邪をひいたと知ったのは今日。
ある事件の相談をしようとメールをして知った。
「熱はだいぶ下がったのよ」
「じゃあもう大丈夫なの?」
「治りかけが肝心だからまだ寝かせてるわ」
お婆ちゃんは達郎の部屋のドアをノックした。
「達郎。麗実がお見舞いに来てくれたわよ」
しかし部屋から返事はなかった。
「達郎?」
お婆ちゃんはドアを開け固まった。
部屋に達郎の姿は無かった。
ベッドにはシワだらけのシーツのみ。
「あの…」
気付くと、背後に梅谷さんがいた。
「達郎さんなら先ほど書斎に行かれましたが…」


