数分後、捜査本部から送られてきたFAXを手渡すと、達郎はそれを食い入るように見つめた。
「どうしたの?」
あたしがFAXをのぞきこむと、達郎は遺書の文末を指した。
そこには署名代わりに、西本の判子が押されていた。
「レミ、西本は大男か」
不意に訊かれ、あたしはあわてた。
「背は160ぐらいだったと思うけど…」
体重もまた然り。
武闘派の議員には似つかわしくない風貌だった。
「西本のマンションには管理人やガードマンは常駐してるのか」
これもすぐには答えられない。
あたしは再び本部に電話して調べてもらった。
その結果、返答はどちらもNo。
「管理人は8時には帰宅で、ガードマンは緊急時に警備会社から駆けつけるってシステムよ」
それを聞いた達郎の唇が尖った。
瞳に宿る光が強くなっていく。
達郎の頭の中で論理が組み立てられているのは確かだった。
ところが次の瞬間、達郎はベッドに倒れこんでしまった。
「どうしたの?」
あたしがFAXをのぞきこむと、達郎は遺書の文末を指した。
そこには署名代わりに、西本の判子が押されていた。
「レミ、西本は大男か」
不意に訊かれ、あたしはあわてた。
「背は160ぐらいだったと思うけど…」
体重もまた然り。
武闘派の議員には似つかわしくない風貌だった。
「西本のマンションには管理人やガードマンは常駐してるのか」
これもすぐには答えられない。
あたしは再び本部に電話して調べてもらった。
その結果、返答はどちらもNo。
「管理人は8時には帰宅で、ガードマンは緊急時に警備会社から駆けつけるってシステムよ」
それを聞いた達郎の唇が尖った。
瞳に宿る光が強くなっていく。
達郎の頭の中で論理が組み立てられているのは確かだった。
ところが次の瞬間、達郎はベッドに倒れこんでしまった。


