「それにさ…」
その様子がどこかおかしくて、あたしは少し意地悪な気分になった。
「西本が個人を死に追い込むならともかく、組織が西本にソレをやるだなんて考えにくいわ」
なんて追い討ちをかけてみる。
ところが。
「…それアリだな」
なに、どうしたの?
「レミ、遺書は確かに西本が書いたものなんだよな」
達郎の視線が、まっすぐこちらを向く。
「状況はそう告げているけど…」
一体なにを思い付いた?
「遺書は押収してあるよな」
「もちろんよ」
「現物を見たいんだが、今すぐに」
「どうしたのよ」
「可能性を探りたい」
達郎のどこか憂いを含んだ瞳に光が宿った。
その様子に、ただならぬものを感じたあたしはすぐ捜査本部に電話をし、事情を告げた。
押収した遺書を持ち出すのは難しいので、現物をコピー&FAXしてもらうことにする。
あたしは部屋に設置してあるFAXの番号を告げた。
その様子がどこかおかしくて、あたしは少し意地悪な気分になった。
「西本が個人を死に追い込むならともかく、組織が西本にソレをやるだなんて考えにくいわ」
なんて追い討ちをかけてみる。
ところが。
「…それアリだな」
なに、どうしたの?
「レミ、遺書は確かに西本が書いたものなんだよな」
達郎の視線が、まっすぐこちらを向く。
「状況はそう告げているけど…」
一体なにを思い付いた?
「遺書は押収してあるよな」
「もちろんよ」
「現物を見たいんだが、今すぐに」
「どうしたのよ」
「可能性を探りたい」
達郎のどこか憂いを含んだ瞳に光が宿った。
その様子に、ただならぬものを感じたあたしはすぐ捜査本部に電話をし、事情を告げた。
押収した遺書を持ち出すのは難しいので、現物をコピー&FAXしてもらうことにする。
あたしは部屋に設置してあるFAXの番号を告げた。


