私と光輝はお化け屋敷を出てから無言だった。 どちらからともなくベンチに座る。 沈黙を破ったのは光輝だった。 「えっと…何に乗りますか?」 「……観覧車。」 と、思わず答えた。 この遊園地の観覧車で告白すると叶うというジンクスがあるからである。 そしてそのまま観覧車に乗った。