ドーンッ!
「えっ?」
驚いて顔を上げると、花火が始まった。
ドーンッ ドドーン!
次々と色とりどりの花火が打ち上がる。
「わあ!」
二人で花火を見上げる。
「キレイ…」
うっとり見上げながら、アイツに寄り掛かった。
そのまま肩を抱かれて、しばらく二人で花火を見上げていた。
ところが…。
「あーっ! こんな所にいた!」
瞬時に二人、1メートル離れた。
「ホントだ!」
「ヤダもー! ずっと探してたのよ!」
仲間が後ろから駆け付けて来た。
「こっちも探してたのよぉ!」
アタシは女の子達に抱き付いた。
「ふえ~ん。寂しかったぁ」
「ごめんごめん」
「ちょっと人ごみに呑まれちゃってさ」
その後は、仲間達と一緒に花火を見た。
花火が終わる頃には人気も少なくなっていた。
「二人見失ったときにはもう焦ったぁ」
「ケータイも通じねぇし、マジ焦った」
「オレもだよ。けどどこにいたんだよ、お前ら」
アタシ達は何事も無かったように振る舞った。
けれど…みんなより後ろを歩いて、二人で手を繋いでいた。
強くきつく…。
決して離れないように、握り締めた。
「えっ?」
驚いて顔を上げると、花火が始まった。
ドーンッ ドドーン!
次々と色とりどりの花火が打ち上がる。
「わあ!」
二人で花火を見上げる。
「キレイ…」
うっとり見上げながら、アイツに寄り掛かった。
そのまま肩を抱かれて、しばらく二人で花火を見上げていた。
ところが…。
「あーっ! こんな所にいた!」
瞬時に二人、1メートル離れた。
「ホントだ!」
「ヤダもー! ずっと探してたのよ!」
仲間が後ろから駆け付けて来た。
「こっちも探してたのよぉ!」
アタシは女の子達に抱き付いた。
「ふえ~ん。寂しかったぁ」
「ごめんごめん」
「ちょっと人ごみに呑まれちゃってさ」
その後は、仲間達と一緒に花火を見た。
花火が終わる頃には人気も少なくなっていた。
「二人見失ったときにはもう焦ったぁ」
「ケータイも通じねぇし、マジ焦った」
「オレもだよ。けどどこにいたんだよ、お前ら」
アタシ達は何事も無かったように振る舞った。
けれど…みんなより後ろを歩いて、二人で手を繋いでいた。
強くきつく…。
決して離れないように、握り締めた。

