―――――…


「葵ー?何やってるの?!海星くんもう来てるわよーっ!!」


「はぁぁいっ!今行くーっっ!!」




制服に着替え終えたわたしは
慌てて部屋を飛び出し
マフラーを首に巻き付けながら
バタバタと階段を駆け降りる。




「いってきまぁぁす!」


「いってらっしゃい。しっかりね。」



ママに見送られながらわたしは玄関の扉を開けた。


ガチャッッ




「ぅッス。」