しばらくしてからだった。
私が仕事から帰ると太郎は小屋の前で丸くなって死んでいた。
もうそれは太郎じゃなかったけど
ただのかたまりみたいで太郎じゃなかったけど
私は涙がでて
近づいて
お腹を撫でた
なでなでの感触がとても固くて冷たくもあったかくもなくて
ただ泣きながら撫でて
ばぁちゃんにいわれるまで太郎の傍でただ泣いた
太郎は犬の共同墓地にいくみたいだ
お母さんがみんな一緒だから寂しくないっていったけど
私はじいちゃんと一緒に仏壇に置いてほしかった
前に冗談でいったことを本気で思ってしまった。
ばぁちゃんにいわれて家に入ったら泣く場所は二階の自分の布団の中
とまらなかった
泣いて
泣いて
胸と喉がしめつけるたびに
苦しくて
気付くと太郎はいなくなっていた
燃やされに運ばれたんだ
泣いてるうちにいっちゃった…



