私達は支度をして、会社に出勤する。

もちろん、出勤は時間差をつけて行かなきゃならない。

会社で会うのに、私は少しでも離れるのが嫌だった。

私は涼に、


『キスは?』


と聞くと、涼は慌てて私にキスをした。

私は涼を見送ると、コーヒーを継ぎ足した。

ニュースをみながら、やっと頭が冴えてくる。


何だか色んな事が有った2日間だったな。

そんな事を思いながら、コーヒーを飲みほした。

壁に掛かっている時計を見る。


『そろそろ、大丈夫かな』


涼はもう電車に乗ったであろう時間。


私は、ヴィヴィアンの鞄を持って出勤した。