何の事を話されているのか全く分からず、困惑顔の私に 「分からない?」 そう言うと、瞳を見ながら少し顔を傾けた涼。 「……ごめん、全く分からないや」 見当もつかなかった私は、困惑顔のまま呟いた。 「しょうがないなぁ~~もう一つの選択肢は…… 俺の所に永久就職する事」 そう言うと、鞄から小箱を取り出して私に差し出した。