「よぉ、直。」


「近藤…君。」


マンションに帰って来ると、駐車場に近藤君がいた。


「え…何で…?」


「営業中。この近くだから。」


「そう……。でも、ごめん…今ゴタゴタしてて…。」


近藤君の前を通り過ごそうとした時だった。


「写真、綺麗に撮れてた?」


「え…っ。」