Sin

ジャックのTシャツは大きくて、シンが着ると女の子がネグリジェを着ているように見えた。

『夕方には帰るからね』

ジャックが用意してくれた昼ご飯が小さなテーブルの上にある。きちんとフォークも並べてある。細かい奴だ。

シンは時計を見、まだ昼には早いし、とソファーに横になった。

夕方まで一人。誰も居ない。誰も来ない。

静かな部屋に響く規則正しい時計の音は、どこかで聴いたリズムに似ていて。

安心して眠くなったシンは毛布に包まり、日が傾きはじめるまでずっと眠っていた。

久しぶりに何の心配もせず、悪夢も見ずにぐっすりと眠った。