Sin

「なぁ……ジャック」

シンは途切れとぎれに問う。

「母さん……どうして俺の事……嫌いになったのかな」

腹を思い切り突かれたような痛みが体に走った。シンの背を撫でていた手が思わず止まる。

「死んで欲しいならなんで……俺の事生んだのかな」

ぽろぽろと、透明な涙が灰色の瞳からジャックの肩に落ちる。

「なぁ、ジャック」

ずっと、聞いてみたかった。ずっと答えが欲しかった。シンは泣きながら顔を上げ、悲しそうに尋ねる。

「俺……この世界に要らない子なら、どうして……生まれてきたんだ?」