Sin

「それで、その子が最近調子悪くてね。ご飯を食べられないんだ」

「それは大変だよ!」

ミーミルは大声で力説する。

「元気になるにはご飯が大事って院長先生が言ってたもん!」

「確かに食べられないのは心配だね」

何かの病気かも知れないし、とセイジも真面目な表情で頷く。

「先生、今日早く帰りなよ。きっとその子、一人じゃ寂しいよ」

僕達の勉強は明日でも出来るしさ、と他の子達も言う。

「先生、ミーミルも院長先生にお願いしてあげる」

子ども達の勧めもあり、ジャックは仕事を早退する事にした。

「これ、その子に。早く良くなりますようにって」

ナディアとセイジがお見舞いの手紙を、ミーミルがおやつの林檎をお見舞いにくれた。

ジャックは子ども達に感謝して家へ、シンの元へと急いだ。