* * * 昨日の放課後。 わたしは史哉に呼び出された。 「ごめんな、急に……」 「ううん。あ、由梨とおめでとう」 朝から由梨が幸せそうに話してくれたんだ。 史哉と付き合うことになったんだって。 由梨が史哉のことをどれだけ好きか知ってたし、自分のことのようにうれしかった。 「ありがとな。なかなか自分の気持ちも言えなくてさ……由梨にも辛い思いさせてたよ」 「でも、恋ってそんなもんでしょ? 辛いことも楽しいし……」