それから、雪乃さんに迫られ、仕方なく童貞(カン)を捧げたのは言うまでもなく。



「亜佐美に捧げる童貞祭なんじゃ!そう簡単には、行かないのじゃ!」



本人は、こう言っていたので、多分童貞は、守れたかもしれない。だけど、雪乃さんは、リビングに居座っていた。



そう今も……軽く、数時間は経っていた。