げっ……怪しい人が居るよ!絶対怪し過ぎるよ!



電柱の影からこっそりあたしは、その人を見ていると、不意に背中を叩かれた。


「よっ!」



そう言って来たのは、城之内先輩だった。城之内先輩は、いつものようにタンクトップ姿に半ズボンで金髪はかなり目立っている。


「ん!ん〜!!」



思わず叫びそうになったあたしは、自分で自分の口を塞ぐ。城之内先輩は、ぷっと今にも吹き出しそうになっていたけど、我慢していた。