「フン……」



そう言っては、あたしをチラチラ見てくる。



まるで捨てられた子犬のようで、思わず頭を撫でてしまう。



矢吹先輩は、くすぐったそうにあたしを見ながら目を細める。



やっぱり、可愛い矢吹先輩……