「降谷兄ちゃん……」



そう口を開けば、矢吹先輩は、泣き付かれたのか目に涙を溜めながらスヤスヤ眠っている。



やっぱり本当なのかな?子供に戻ったって……




質問されまくりで、来夏ちゃんから肝心な事は聞けなかった。



なんで、矢吹先輩があたしの事知ってたのか。なんで、矢吹先輩は、金髪になったのか。



黒髪似合ってたよね?メガネも似合ってたし。



今は、矢吹先輩メガネもしてないんだもん。調子狂いまくりだしあたし……



青い瞳で、あたしを見つめる瞳を思い出す。