着いた場所は、病院の屋上だ。シーツなんかがきれいにほしてある。
あたしの腕を放すと来夏ちゃんは、フェンスを背に真っ直ぐあたしを見つめる。
どこか怒っている表情だった。
「あの時はごめんね?」
「あ……」
あたしを押した時か……あれは仕方ないよね?強盗が居たんだもん。
「仕方ないよ……」
あたしの腕を放すと来夏ちゃんは、フェンスを背に真っ直ぐあたしを見つめる。
どこか怒っている表情だった。
「あの時はごめんね?」
「あ……」
あたしを押した時か……あれは仕方ないよね?強盗が居たんだもん。
「仕方ないよ……」

