甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス

着いた場所は、病院の屋上だ。シーツなんかがきれいにほしてある。



あたしの腕を放すと来夏ちゃんは、フェンスを背に真っ直ぐあたしを見つめる。


どこか怒っている表情だった。



「あの時はごめんね?」



「あ……」



あたしを押した時か……あれは仕方ないよね?強盗が居たんだもん。



「仕方ないよ……」