甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス

ガラリ



「レイちゃんお待たせって……亜佐美ちゃん?」



花瓶を抱えながら来夏ちゃんは、病室に入って来る。花瓶には、きれいな花がたくさん飾られている。



「これ、お願いね?」



「分かったで?来夏ちゃん」



「……亜佐美ちゃん借りてくから」



え?



あたしの腕を来夏ちゃんは、掴み無理やり連れて行かれた。
後ろを振り返ると、降谷兄ちゃんが矢吹先輩の頭を撫でていた。



異様な光景にあまりに混乱したあたしの頭にでも今の光景は、はっきり焼き付いて離れないだろう。