「面白くないから!それに、あたしの周り変わった人たくさん居すぎ!」



「仕方ないわ!亜佐美……これも運命って奴よ!」



そう言ってお姉ちゃんは、笑った。



運命なんて信じないから!


「はぁはぁはぁはぁ……」


あれ?あの人って……お札先生?



物凄い速さで走って来た人は、学校の保健室の先生だった。綺麗な百合のような人らしい。



あの噂って本当だったんだ。ホスト通いしてるって……



通称お札先生って呼ばれている。お札大好き先生だからだ。



遠くにお札が落ちていたらすぐに駆け足で向うらしい。



長い赤髪を掻き上げお札先生は、あたしを見つけるとニッコリ微笑んだ。



「久しいな加賀。こんな所で、ボクにあうなんて運命かな?それとも、ただの偶然かな?」