「わふわふ〜ん!」
コジロウが、綺恭兄ちゃんのスカートの端を加える。まるで、早く脱げと言わんばかりだ。
「こら、コジロウ触れるでない」
「わふ?」
首を傾けるコジロウ。
「亜佐美の台本はこれな?」
「本当にするの?」
まぁ半ズボンと半袖に着替えたんだけどね。
あたしの役は、毎回少年だから。半袖と半ズボンしか思いつかないだけだけど。
「ホンマホンマ!」
コジロウは、未だに綺恭兄ちゃんのスカートを加えて離れない。
困り顔の綺恭兄ちゃんを放置して、あたしと降谷兄ちゃんとで台本を見つめる。
「これって、誰が考えたの?」
「これか?……瑠璃が考えた奴やで?」
そうなんだ。瑠璃さんは、降谷兄ちゃんの彼女だ。自分で台本を書いて練習してるのは、いつもの事で。
たまに、あたしのお母さんも書いてるから一応聞いて見たのだ。
お母さんは、面白がってとんでもない台詞を書いたりするからちょっといやだったりもする。
小さかったあたしは、意味わからずに言っていた言葉は、悲惨な言葉も多かったのだ。
コジロウが、綺恭兄ちゃんのスカートの端を加える。まるで、早く脱げと言わんばかりだ。
「こら、コジロウ触れるでない」
「わふ?」
首を傾けるコジロウ。
「亜佐美の台本はこれな?」
「本当にするの?」
まぁ半ズボンと半袖に着替えたんだけどね。
あたしの役は、毎回少年だから。半袖と半ズボンしか思いつかないだけだけど。
「ホンマホンマ!」
コジロウは、未だに綺恭兄ちゃんのスカートを加えて離れない。
困り顔の綺恭兄ちゃんを放置して、あたしと降谷兄ちゃんとで台本を見つめる。
「これって、誰が考えたの?」
「これか?……瑠璃が考えた奴やで?」
そうなんだ。瑠璃さんは、降谷兄ちゃんの彼女だ。自分で台本を書いて練習してるのは、いつもの事で。
たまに、あたしのお母さんも書いてるから一応聞いて見たのだ。
お母さんは、面白がってとんでもない台詞を書いたりするからちょっといやだったりもする。
小さかったあたしは、意味わからずに言っていた言葉は、悲惨な言葉も多かったのだ。

