甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス

綺恭兄ちゃんが、拾って来たのに昔。



あたしの記憶にも残ってんのに、一応……



「痛……」



不意に、綺恭兄ちゃんに抱きつかれてるあたしを見て、コジロウがあたしに尻尾で攻撃して来たのだ。



意外に大きな尻尾での攻撃は、わりと痛い。



だから、少し手が赤くなっている。



「綺恭兄ちゃん、コジロウなんとかしてよ!」



そう言ってはみるも、綺恭兄ちゃんはあたしから離れない。久しぶりだから余計に力が入ってるのかもしれない。



早く、降谷兄ちゃん帰って来ないかな?



「あ……メールってあれどういう意味だったの?」



肝心な事を思い出したあたしは、綺恭兄ちゃんに訪ねて見ることにした。



すると、綺恭兄ちゃんは、あたしをさらにギュッと抱きしめて……



「禁断症状なのじゃ!」



そう言った。



禁断症状ってあたしは、綺恭兄ちゃんの何?



「後、コジロウの嫁が一緒に住むことになったって報告をするめじゃ!」



コジロウの嫁?そっか、一人では産めないしね。もちろん相手居るよね?