「……俺この後、仕事だから……」



思いっきり、笑った後、矢吹先輩はそう言って、仕事に行ってしまった。



部屋には、あたし一人だけで、寂しいなんて思わないけど、ちょっとだけ寂しい気持ちで過ごしたのだった。