そう思いながら、あたしは、矢吹先輩が着替えるのを待っていた。



「長いな、着替え…」



矢吹先輩が着替えてから軽く十分は経っている。



ガチャ…



矢吹先輩だ。



矢吹先輩は軽く嫌な表情をしたけど、あたしは顔を逸らした。なんとなく、恥ずかしくて…