甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス

周りをフォークを加えたままキョロキョロする。あたしと視線が合う度に目を逸らされている気がしたけど、気にならなかった。



「瀬名さん遅いな……」



いつの間にか皿のケーキは、空っぽだ。喫茶店に早く着いた瀬名さんが、注文していてくれていたケーキはあっという間になくなった。



もうちょっと良いかな?頼んでも……



「すいません!限定特別メニューのレアなスイートチーズイチゴスペシャル?(冬もやってるけど)
ケーキ下さい」



ちょうど通りかかった、ウェイトレスのお姉さんに注文する。



「限定特別メニューのレアなスイートチーズイチゴスペシャル?(冬もやってるけど)ケーキですね?少々お待ち下さい」



綺麗な笑顔を浮かべてウェイトレスのお姉さんは、去っていく。



フリフリなエプロンあたしには、あわないだろうな。