後は、流すだけだよね。



そう思ったその時だ、石鹸が落ちてるなんて気付かないあたしは、それを踏んでしまったらしい。



ツルッと滑りそうになったあたしを、矢吹先輩が瞬時に抱き締めてくれたのは良いんだけど……



っ……



ムニュと何かがあたしの胸に触れた気がした。



「え……?や矢吹先輩?!」



「クックッ気付かないと思ってんの?」



今わざと触った?!矢吹先輩……