そーっと中を覗く。 …が。 中には誰もいない。 あれ…? 確かに電気は 着いているし 大きいゴールも 降りている。 だけど人影はない。 電気消して 戸締まりした方が いいのかな…? その時、前に 自分が真っ暗な 体育館に閉じこめられた ことを思い出した。 …もしかしたら 誰かいるかも しれないもんね。 「誰かいますか~…?」 一応体育館を 歩き回りながら 呼びかけていると ボール倉庫に 何かが動いた。 「…だ、誰???」 そっと覗き込むと 中には意外な人がいた。