一瞬寂しそうに 顔を歪めたメガネ君。 「あ、あの…」 「しッ!静かに」 急にキリッとしたかと 思うと、グイッと 手をひかれた。 「ひゃッ…むぐ!」 手をひかれて あたしがつい 声を出すと 今度は後ろから 口をおさえられる。 つまり今は メガネ君に 座って後ろから 抱きかかえられてる ような状態。 1人赤くなって 下を向くあたし。 「はあ…またか」 え? メガネ君の声と 同時にカップルが 入ってきた。