「あ、泉さん?」
「あ…はい」
そこには紗弥さんの
予想通りメガネ君がいた。
でも今はメガネ
つけてなかったみたい。
すぐ慌ててメガネ
つけたから
よくわかんなかったけど。
素顔見られるの
いやなのかな?
「どうしたの?
こんなとこまで」
「あの…
昨日のことなんですが」
「ああ!
君すごかったね」
ニコニコしながら
話すメガネ君。
「あの!そのこと
秘密にしといて
くれませんか?」
「なんで?」
「だってケンカ強い
女なんていやじゃ
ないですか」
「ふーん…。
心配しなくても
言わないよ。
それに…
言う相手もいないしね」
え…?

