「…行くかぁー…。」 あたしが職員室に行くと、担任と思われる若い女の先生が迎えてくれた。 「秋坂さんよね!?私は担任の三神(ミカミ)ですっ。よろしく!!」 若いせいか、異様にテンションが高い。 「よ、よろしくお願いします…。」 あたしは三神先生に教室へと誘導された。 目の前には3-Aと書かれた看板。 「みんなおはよう~!!」 先生が勢いよく教室に入る。 みんなのイスを引く音が廊下まで聞こえてきた。 「今日わね、転校生が来てますっ!!」 の、声と同時におぉ~!!とクラスが盛り上がる。