俺は、険しい表情のまま屋上へと上がって行った。 「ふぅー……。」 今頃、鈴はどんなこと思ってるんやろう。 …誰を思ってるんやろう…。 浮気相手か? …それとも俺の事、考えてくれとるんか? 俺はポケットの中にあるジュースを取り出した。 「…あ。」 いちごミルク……。 そういやあいつ、好きやったやんな…。