剛との電話が途絶えた。 「な…なんで切るんよ…。」 …もしかして落ちたんかな…。 「…はっ!そんなん考えたらあかんやんっ…。 剛ならきっと受かってるって…!」 あたしは自分にそう言い聞かせて剛からの電話を待つことしかできなかった。 でも… 1時間まっても…3時間待っても… 次の日になっても剛からの電話はこない。 もしかして… 「あたしにかけなおすの…忘れてる?」