ピピピピ… うるさいくらい鳴り響く目覚まし時計。 あたしはゆっくりと体を起こす。 「んんー…!!」 大きく伸びをして窓を開ける。 太陽が照っていた。 「ええ天気や~っ!!」 「鈴音~!?遅刻しても知らんでー。」 「はいはーい…。」 下から聞こえるお母さんの声にこたえながらあたしは階段に足をかけた。