切ナクテ、恋シイ、ヒト。


改めて見ても彼はとてもキレイな顔立ちをしている。



こんな人に恥ずかしくなるようなこと言われたら

大概の女の子はこの人に恋をしてしまうんじゃないだろうか。





優の出て行く姿を見送りながらそう思った。





残ったアタシと彼女。


あーなんか
いたたまれない・・・。





彼女、きっと彼のこと好きなんだろうし

だいたいこないだのときもアタシたちいい状態ではなかったから。






アタシは

「すいません、帰ります」

と彼女の横を通り過ぎようとした。