切ナクテ、恋シイ、ヒト。


------------

「こんにちは・・・」

小さな窓から守衛さんがニッコリ笑って顔を出し挨拶する。





「あ・・・こんにちは・・・」


う・・・。

なんか守衛さんにも
もうアタシ覚えられてる?





アタシは苦笑して挨拶しながら

昨日、津志田くんにアタシの家が近いからって猫を預って

そして今日そっちに連れて行くからって約束したことを後悔していた。





やっぱあのとき引き渡してたらよかった・・・。