でも。 その反面、彼のあの瞳に強烈に惹かれたアタシもいる。 「どうしたんですか?」 その声にアタシははっとした。 「あ、ごめんなさい。 ちょっとぼうっとしてて。 昨日夜更かししたからかも・・・」 アタシは慌てて言った。 彼はまっすぐな瞳をしている。 アタシは自分の願望に彼を巻き込んではいけない・・・。 なんとなくそう思った。 彼とこうしていることは彼を傷つけて そしてまた自分自身も傷つけているんだろう。 なんか、 頭ん中ごたごたしてきた・・・。