落胆したのだろうか。 ぽちょん。 ぐるんと回転しながら、また姿を現す木魚の目には水滴か涙が解らない雫がこぼれる。 『そうかそうか。その可能性も十分に考えてはいたのじゃ。教えてくれて、有難うよう。そうか、もうなくなってしもうたか…… それなら、わしはわしの記憶にある本当の沼を探しに行かねばなるまいのぉ』