見上げた月は変わらず、冷たくも優しい光を降り注いでいた。 あまりにも堂々としたその姿に、吐き出した紫煙で雲のない代わりに翳りを作り出してみる。 目に染みるのは月の仕業か、どちらともなくささやかな抵抗か。