「迎えに行くから、準備して待ってて」 『いいの? こんな時間なのに? 明日の朝、早いんじゃないの?』 「俺は声だけじゃ我慢出来ないよ」 携帯を耳にあてたまま、静かに膝の中で丸まった猫を降ろし、「すぐに戻ってくるからな」と囁いて、車のキーを掴み取る。