不幸せの青い鳥 -堕ちた羽根-

私とお母さんは勿論慌てて横になれと促す。

それでも彼は起き上がったままで。何を言っても聞かないみたいだ。

彼はそのまま何事もなく話を進める。


「実は俺、住む家をなくしてしまって……
どうしようもない時にこの犬と出会いました。
以来この犬は俺の心の支えと共に相棒となったんです」


まあそんな嘘が飛び出ますね。

ハルユキが段ボール箱にいた時点で、ずっと一緒にいた訳じゃないだろうに。

とりあえずハルユキがまた1人にならないようにしないと。

今は彼の嘘に乗っかる事しか出来なかった。