両親がやりたいことをやるように、俺も自分のやりたいことをやりたい。

 夢のためとか、仕事のためじゃないけど、しなくちゃいけない。今までの自分にけじめをつけるためにも。

 このまま、親の臑をかじるっているのは、俺としても嫌だ。もちろん今までの両親への借りはきちんと返すつもり。

 だからあと少しだけ。もう少しだけこのままで・・・。



 そう、春が来るまでには・・・。

 まだ確証も何もないけれど、じっと見ているのは、そろそろ終わりにしなくちゃいけない。