翌日、入試発表の時間になり発表場所へと向かった。脈が速くなるのが分かる。 「あぁ、緊張する」 99パーセント受かっている、そう思っててもやっぱりこの瞬間は緊張する。 張り出された紙の前にゆっくりと立ち、自分の試験番号があるか照らし合わせていく。 「あっ」 あった。受かっている。受かってた。思わず「よしっ」と呟き、嬉しさのあまりガッツポーズをした。