JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜

「君ならできるよ。僕の言う通りにすればね」





彼はアタシの首にラベンダー色の『チョウ』のようなリボンを着けた。





「その時はこれを着けてね」





わかり合えると、





わかってくれると思っていた。





似た悩みを持つヒトなら。





「女子高生みたいだよ」





そんなことに価値なんてない。